浮上物回収はデリケートな装置
当初は順調に浮上物を回収していても時間が経過すると思いがけないトラブルに見舞われることがあります。
常に全く同じ現場環境であり続けることは、特に回収においては稀なので、「今までうまくいっていたのに」というトラブルを想定し、対処する方法をまとめました。
単純な機械トラブル(消耗品の劣化など)ではなく、回収物やハンドリング面でのアドバイスを重点的に記事化しています。
フロートを使った浮上物回収は意外にもデリケートな条件で成り立っているので、流入水の水量やスラッジ量の変化で回収がうまくいかなくなる時があります。
年に一度の清掃も含めたオーバーホールを基本とし、装置の状態を万全に保つことで、うまく回収ができなくなった時の原因追及がしやすくなります。
トラブルが起きた際は環境が原因なのか装置が原因なのかをハッキリと分けて考えることにより、早く解決に至ります。今まで使用していた装置の改造が必要だと判断される場合は、まずはメーカーへ相談してみて下さい。柔軟な対応であれば良いですが難しいようであれば別メーカーに相談してみることをお勧めします。