回収ろ過 Q&A集

Q:高温流体での浮上物回収はできるの?

もちろん可能です。

特に注意が必要なのはポンプの選定です。温度が高ければ高いほど沸点が近くなるので、キャビテーションの影響を考える必要があります。

自吸式ポンプで回収する場合、吸い込み揚程をなるべく短くし配管径を大きくするのがポイントです。

ポンプはもちろん、ホースや配管の材質選定も高温に対応できる物を選定して下さい。

 

Q:防爆エリアだけど使える回収装置ある?

エア駆動式の回収装置が使用できます。防爆エリアで電動機を使う場合は、安増防爆モータの使用が必要など、コストや納期がかかる事が多く煩わしいのが実情です。

エア駆動式のポンプを使用すれば防爆エリアでも運用でき、コストも低く抑えられます。特に油を回収する際はエア駆動をお勧めします。

 

Q:ランニングコストを抑えたい!

フィルターカートリッジなどでスラッジやオイルを除去している場合、カートリッジを交換する必要があります。

フィルターカートリッジは規格サイズで作られることがほとんどの為、ミクロン数と材質・サイズを合わせれば基本的には他社製の物に入れ替えが可能です。

ポンプなどの故障の頻度が多い場合は、思い切って別の回収装置メーカーへ切替える対策が有効です。ポンプのみを別メーカーへ切り替えは、回収装置の特性上リスクが大きく、お勧めしません。

 

Q:自動で逆洗し自動排出するような回収・ろ過装置は無いの?

設置場所とイニシャルコストがかかりますが、製作可能です。

マイクロセパレーターや遠心分離機を使えば、ろ過して溜まったスラッジを自動で逆洗し、そのままドラム缶などへ排出する機構を持っている物があります。

人手がかからず、大量のスラッジを処理するのに向いています。

但し、除去が出来るかどうかという点と、逆洗がうまくできるかどうかはスラッジの性状に依りますので、サンプルテストは必ず受けるようにしてください。

小型の遠心分離・マイクロセパレータで約200万円ほどは必要です。

なお、エイチツーでも遠心分離やマイクロセパレータを用いた自動装置は製作可能です。是非ご用命ください。

 

Q:ピットの形が広くて浅いんだけど回収できる?

ピットの底が浅くても、また狭くて深いピットでも対応できます。

特注品を嫌がるメーカーもありますが、要は回収フロートとポンプ性能の問題になりますので、一度打診してみて下さい。

デモ機での試運転ができない場合が多く、特注品だとコストも高くつきますので、良心的なメーカーでないと断られることが多いです。

 

Q:とにかく設置スペースが無い

「設置スペースがない!」というお問い合わせをよく頂きますが、この場合

・回収フロートを槽内に浮かべることができない

・回収装置を槽の近くに設置するスペースがない

の2つは分けて考えます。

槽内にフロートを浮かべるスペースが無い時は、先端をノズルのような形にしたホースを掃除の際に差し込み浮上物を回収する手段があります。

回収装置を槽の近くに設置できな時は、移動式の回収装置を検討して下さい。

台車に一式が載っているので、使う時だけ近くに寄せて運転できます。

「スペースはないけど設置して連続運転したい」という場合はベルトスキマーが回収効率がやや悪いですが、省スペースで設置できる為、お勧めです。

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